映画4本
年末、休日に入り1日で映画を4本見た。
独身の頃は、こんなペースでよく映画を見ていたけれども、家族がいるとなかなかそうもいかない。今回は妻子供だけ先に実家に帰省したので久しぶりに映画を見ることができた。あと8本くらいは見ると思う。
ペンギン・ハイウェイ
2018
監督: 石田祐康
年末の大掃除がてら気軽に見れると思いアニメ映画をチョイス。昔、NHKの番組あさイチの映画を紹介するコーナーで見て以来、見てみたいと思っていた。
この映画をキーワードで表すならば、少年とお姉さんとペンギンと海のSFファンタジーだが、もう一つ加えるとしたら、”おっぱい”だと思う。少年がおっぱいを連呼するのが印象的だった。
俳優・女優が数名声優を担当しているのだが、最初キーマンとなるお姉さんの声がわからず、少し違和感を感じていた。きっと有名な女優なんだろうと、誰の声か考えながら見ていて、途中で誰の声なのかわかりすっきりした。
明日僕は昨日のきみとデートする
2016
監督: 三木孝浩
back numberのハッピーエンドを聞いて、「何かの主題歌なのかな」と思い調べた時にこの映画のことを知った。
恋愛に関するもぞもぞするような感覚が伝わってきて、すごくいい描写をするなと思った。
最後のオチにきて、「えっ、悲しい!」と反射的に思ったものの、悲しさとややこしさが入り乱れ、いまいち入って来ないなと、やや混乱気味だった。
とにかく、最後の日の次の日、福寿愛美にとっての最初の日の前日はどうなっとんねんということが気になって仕方がない。
坂道のアポロン
2018
監督: 三木孝浩
漫画が原作でアニメ化もされている。映画は「明日僕は昨日のきみとデートする」と同じく、三木孝浩監督作品。
ただ同じ監督つながりでこの作品をチョイスしたわけではなく、小松菜奈つながりでチョイスした。女優小松菜奈については、「明日僕は昨日のきみとデートする」を見るまで全く知らなかったが、10数年前に宮崎あおい作品をはじめて見た時に、宮崎あおい作品を一気見したとき以来のいい女優さんだなと思った。ちなみに次に見た映画も小松菜奈の映画。
話はそれたが、坂道のアポロンだ。
特に印象的なのは、中川大志がでかい、そして小松菜奈もでかい、なにより知念侑李小さい。気になって映画の途中でそれぞれ身長を調べたほど気になった。あまり詳しくはないが、ジャニーズでありそうな身長を低く見せない配慮みたいなものは一切ないんだな、潔いなと感じた。
私もピアノやバンドをやっていたこともあり、音楽に心揺さぶられた。あんな即興でかっこよく引けたらほれてまうやろ。
恋は雨上がりのように
2018
監督: 永井聡
私が見た永井監督の作品は「世界から猫が消えたなら」に続き2本目となる。
この映画「恋は雨上がりのように」で小松菜奈は主演を務めている。小松菜奈関連を見たいと思ったものの、違う映画でも見るかと思い、適当に映画を探していた。過去にこの映画が番組で紹介されているのを見て、その時に見たいと思っていたのだが、たまたま見つけた作品でまたしても小松菜奈しかも主演とは驚いた。
率直に感想を言うと、すごくいい映画だった。ごりっごりの恋愛ものかと思いきや、そんなことはない。高校生とおじさんというまったく世代の違う2人が抱える苦悩や葛藤を橘あきら(小松菜奈)がバイト先のファミレスの店長である近藤正己(大泉洋)に抱く恋心を通じて表現されている。
この映画は45歳のおじさん近藤正己のやさしで包まれている。そのやさしさの中には、橘あきらが心に秘める激しく溢れる衝動があり、その衝動は音楽と時折見せる小松菜奈の声と動きに現れているように感じた。
- 主題歌: 鈴木瑛美子×亀田誠治「フロントメモリー」
- 劇中歌: ポルカドットスティングレイ「テレキャスター・ストライプ」
タイトルにもあるように、この映画に欠かせないものは「雨」。雨は悲しみの象徴として表され、悲しみが消える時、空は青く澄み渡る。「きっとすぐにやみますよ」たった一言で、人は悲しみから抜け出せることもあるのかもしれない。
その他、印象的なシーンを挙げだすとキリがないので、厳選して以下の3つ。
- 「夢をあきらめずにあがいて前へ進もうとすることは未練じゃない、執着だ。」前へ進もう
- 「来月も、再来月もその先もずーっと(バイトに)入らなくていいから」クビじゃん
- 橘あきらの母である橘ともよ(吉田羊)が強すぎず弱すぎずなんともナチュラルでいい
なんやかんや書いたけど、とにかく言いたいことは、小松菜奈が最高ってこと。